『空の青さを知る人よ』を公開初日にみてきました!



映画の感動が残っているうちに、『空の青さを知る人よ』の良い部分などの感想を残していきます。
ネタバレ注意です!
長井龍雪監督の作品は今回も大当たりでした!


では、最新作の感想の前に全2作について復習をしておきますね!
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
泣けるアニメとして知られる『あの花』を1つの映画としてまとめた作品です。
ヒロインのめんまは過去に事故にあっていてこの世にはいない設定の少女です。
じんたんと言う主人公の男の子と生前のめんまは両思いでした。
かつて仲良しだった6人組(ぽっぽ・ゆきあつ・つるこ・あなる・じんたん・めんま)は小学生の頃に超平和バスターズを結成して仲良しでした。
しかしめんまの事故によって関係性は分断してしまって、現在の彼らは高校生と言う設定です。
めんまは突然、じんたんの家に現れました。
その姿は生前の少女のままです。
じんたんにしかめんまは見えないのです。


- なぜめんまは現れたのか?
- めんまの目的は何か?
- 超平和バスターズは再結成できるのか?
- めんまはどうすれば成仏できるのか?
- めんまの事故の全貌はどんな感じだったのか?
時系列はわざとぼかして問いかけを残します。


めんまは無事に成仏できるのか?
その状況を超平和バスターズはどうやって受け入れて行くのか?
感動アニメの金字塔を是非とも最新作の前に観ておいた方が良いです!
心が叫びたがってるんだ
声が出せなくなってしまう少女を救う物語です。





順の家族はとある出来事をきっかけに夫婦で別居しています。
順は母親と一緒に住んでいます。
順はその原因が自分がとあることを喋ったせいだと昔から思い続けていました。
そんな順に卵の王子が現れます。
その王子が本作の悪役?です。→本当は違うのですが…
じゅんは、自分をなんとかして救いたい!と思っている主人公の拓実に惚れていきます。
拓実はピアノがうまく、優しい少年でした。
そんな拓実をみているうちに自分も変わろう!と思った順はトラウマを克服すべく卵の王子が出てくる劇を文化祭でやろうと提案します。
実際はミュージカルですが、意見が割れてしまいます。
野球部の大樹は練習が!とか言い出す始末です笑
しかし、バラバラだったクラスメイトは劇を通して団結していき、結果的に成功します!


その方法とは…
順のトラウマの場所で、順の大好きなある人を、精一杯?????方法でした。
この場面がとても辛くて、美しくて、僕は映画が終わってからも放心状態でした。
卵の王子の役を大樹がやったというのも深いのです。
大樹は最後のシーンで順に…
空の青さを知る人よ
本作は長井監督の集大成です!
全2作のテーマを含んでおり、さらに視聴者の僕たちにもとある問いかけを残してくれた傑作です!


キャラクター
本作の登場人物はシンプルな構成です。
- あおい→主人公のヒロインです。
- しんの→あおいが小さい頃の慎之介です。
- あかね→ヒロインの姉です。
- 慎之介→13年後のしんのです。
僕は予告編を夏頃から観ていた時に???となっていましたが、映画をみて疑問が氷解しました。
今年のアニメ映画は本当に良作ばかりです!

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ハローワールドは好きな女の子と惹かれあって救っていく青春物語です
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恋愛関係
本作では恋愛関係もシンプルな構造でした。
- あおい→しんの
- あかね⇄慎之介
- あおい⇄あかね


ストーリーの核心部分
しんのはプロを夢見るバンドマンの高校生です。あかねと付き合っていました。
しかし、あかねの両親が事故にあってしまい、あかねはあおいと共に暮らすことになってしまいました。
そのため、しんのと付き合うことはできなくなったと、しんのを振ってしまいます。
傷ついたしんのは、あかねがいないとギターを持つ意味はない!と行ってお堂に閉じこもってしまいます。
しんの達はそのお堂で練習をしていたのです。
本当はしんのはプロを見るために東京に行きたかった。そこがポイントです。
同時にあおいは、しんのから目玉スターと呼ばれベースをすすられていいました。
しんのはショックでお堂に引きこもってしまいました。
気づくと13年後のお堂にいたのです!
それに気づいたのは、高校生になったあおいでした。
あおいは、しんのが本来の未来の慎之介と同時に存在していることから、生き霊として、しんのを救うことを考えました。
しんのはお堂から出られないからです。
その方法とは、あかねと慎之介をくっつけること。
それを信じて頑張ってました。
しかし、あおいも慎之介とバンドを組むことになり、ダメ出しをされてしまいます。
昔のしんのとは大違いの慎之介は、あおいを傷つけました。
同時に、その映像もお堂のしんのへ送られていました。
しんのは、未来の自分がしょぼくれたプロだと知って絶望します。
そしてあおいと意気投合して、あおいはしんのに恋をします。
しかし、あかねと慎之介が仲良くならないと、しんのを救うことはできません。
そして、とある事件が起きました。
その時に、しんのの呪いが解けて、しんのとあおいは空を飛んで、最終決戦の場所へ向かいました。


本作のテーマ
しんのは、夢を叶える決意が鈍ったために、お堂に閉じ込められるという呪いにかかってしまいました。
慎之介は、過去の自分が思っていた夢と今の現実のギャップに悩みます。
二人が納得した形にならないと、しんのは救われません。
あおいは自分の思いを無碍にしてまで、自己犠牲をしたのでしょうか?
いいえ、そうではないのです。
なぜなら、あおいは彼女が一番叶えたかった夢を最後に叶えたからです。
本作では、その場面が描かれていませんが、本当に後味の良い爽やかなお話でした。


きっと、空の青さを知れば、夢を大事にすることの大切さが伝わるはずです。


お読みいただき、ありがとうございます。