東大に久しぶりにお邪魔してきました!
東大は毎年のこの時期に行っています。
しかし、今年は今までと違った感じを受けました。
東大での研究生活に思いを馳せていると・・・
2012年3月に僕は東大の修士号を得ました。


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確かに院試にしてはかなり前から念入りに対策をとってその当時の僕の持てる力を出し切って一騎打ちした記憶があります。
そして確かに合格はしました。というよりも出来ました。
しかし、それは所詮は研究で上手くいったのではなく、点数で得点をとった結果、多数の受験生よりも得点がよかったという理由だけで入学が認められたに過ぎません。
研究と試験は違う!本当に本質的に異なります!
そんな研究生活で苦心した思い出を思い出しながらキャンパスを散策しました。

なるほど。安田講堂の前には大きな木があります。
その地下に食堂があるので、木の内部を表現した作りなのかも知れませんね。
東大での修士論文は3.11の地震波形を用いて作成しました
3.11当時、僕はその中央食堂にいました。
2011年3月11日。
僕と僕の友達は一緒に安田講堂の地下で遅めの昼食をとっていました。
友達とは、「最近、研究どう?修論の進行具合どう?」みたいな話をしていました。
- 地下なのに大きな揺れ!僕たちは「ヤバイ!隠れるぞ!」と長机の下に潜りました。
- 吊るされていた蛍光灯がチカチカしました。
- 揺れが収まって安田講堂の前に行ったら、窓ガラスが落下していました。
- 地震研から連絡が来て、僕は所属していた地震研に戻ります。
東大地震研は農学部の敷地内にあります。
多くの人が思っている東大の構造とはちょっと違ってですね。
安田講堂や赤門があるのは「本郷キャンパス」で地震研や野球場がある場所を「弥生キャンパス」というそうです。

その2つのキャンパスを結ぶ橋はずっと前からありました。
僕はこの橋を渡って安田講堂などに向かうときは息抜きでした。
反対に地震研に戻る時に橋を渡る際は、さぁ研究を再開するぞ!という意気込みでした。
研究と勉強の違いとは何か?
研究活動が今までやってきた勉強と全く違うことに僕は戸惑い続けました。
こんな本を読んだりして、今までやってきた数学を広げた世界の学問に触れるところからはじめました。

- 研究分野に使われている学問の概略を一通り頭に入れる
- 先行研究をする
- 研究テーマを決める
- 論文を書く
- 研究発表を行う
- 最終試験に挑む
僕の場合は、研究テーマがなかなか決まらなくて本当に苦心しました。
なぜなら先行研究でやろうと思っていたテーマがだいたいやられてしまっていたからです!
しかしこれは仕方がないことです。
研究に少しでも足を踏み入れた方は覚悟を決めなくてはいけない瞬間です。


- 勉強には答えがあるが研究には答えが存在するかわからない→無駄かもしれない
- 価値があるテーマでも解けないかも知れない→成果を出せないかも知れない
- 書いた論文の質が問われる→結果に正当性がなければ業績として認めらない
この3大問題に真っ向勝負することになりました!笑
特に東大は学生個人の力がないと研究していけないので、入ったからには責任を持って頑張っていただきたいです!
そんな思い出を思い出そうとすると、残念ながら当時思っていた気持ちがちょっと薄らいでしまっている感じがしました。
やはり時とともに気持ちは離れてしまい、現在へとシフトしていくのでしょう。
東大は10年前の古風な雰囲気が少しづつ良い意味で新しくなっています。
学生や卒業生も変わっていくべきなのです。
ただ三四郎池のように変わらないでずっとそこにいれくれる存在もあります。
変わらないものと変わるもの。

三四郎池でこの言葉を心に浮かび上がらせ記憶しました。
僕は信じます。
東大で一生懸命研究して修士号を手に入れて、その結果会社ではそれなりに信頼?されている。
そして研究で養った粘り強さで漢検1級にも打ち勝ち、最後の英検1級と渡り合えそうだ。
だからこそ、上のハチ公の銅像のように英検1級に合格できたらまた東大に遊びに行ってそこから見える景色を見てみたい。
絶対に見ることができるって信じます。
何にもなければまた1年後ですが、今度は早く行けそうです!
既存の最高の場所をこえて、どこまでも前に進んで命していこうと懸命に前に進んでいきます。
また今年も東大本郷キャンパスの雰囲気を浴びることができてよかったです!