数検1級

東京大学大学院の入試難易度に英語苦手な他大学生が立ち向かったお話

僕はよくこのような質問を受けることが多いのです。

「人生で一番勉強した時期はいつですか?」

僕はこう答えています。

「今です。英検1級に合格して夢を叶えるために一生懸命やっています。」と。

僕は東京大学の修士課程を修了しています。ということは院試を受けたわけです。

では、どのような勉強のステップを踏めば東大の院に合格できるかを伝授させていただこうと思います。

東京大学との出会い

僕は一流高校の出身ではありません。今でこそ東大には攻略法があると理解していますが、当時は僕にとって東大は雲の上という認識でした。

でも、僕は数学が好きでした。僕にとって数学は高校時代そのものだったと思います。しかし、裏を返せば僕は数学しか出来ない高校生だったと痛感しています。そのような学生が東大に受かるわけがありません。

具体的には僕は学校の授業に違和感を感じながら大学数学を率先して勉強していました。数学を勉強していれば「答え」を得られると思ったからです。その「答え」の中に含まれる意味は色々あったのですが、当時はまぁ悩んで、もがいて、苦しんでいた高校生でした。

きっと僕は教師から押し付けられる勉強は嫌いで、自発的に好きだと思える(当時は)数学を学習している瞬間瞬間が大好きだったのだと思います。そして僕は教師の力を借りずに独学で数検1級を取得しました。高校3年生の夏でした。

数検1級の難易度や参考書や勉強法を漢検1級合格者が教えます数検1級って意味あるの?という意見も多い中で、今の時代、数学の魅力を再確認されて学び直そうとしている方もおられます。 (英検1級に受か...

結果は合格でした。高校3年生の2学期の始業式の全校集会の時に全校生徒の前で表彰された時しか僕は皆の前で輝くことは出来ませんでした。

今、色々な学校では卒業式のシーズンだと思いますが、僕は卒業式で1つも賞状を貰えず、

非常に悔しかったんです。

賞状は評定が高い生徒が貰っていました。その時から僕の中にある、他人に認められたいという気持ちが強まったと思います。人間は誰しもがその気持ちを胸に秘めていると思います。しかし、当時〜大学4年生まではとても性格的にギラギラしていたと思います。というよりもいつも心が燃えていました(一言で言うと未熟な人間だったわけです。)。

その時の僕の心の根底にあった気持ちは次につきます。

  • どのような集団にいても絶対に1番をとってやろう!
  • まずは学科で1番だ!
  • 大学生は大体遊んでいるから、僕はその間に死ぬほど勉強して1番をとる!

では、1番って何でしょうか?

当然1番になっても人は悩みます。これに関してはアニメのコードギアスの視聴をお勧めします。高校生や大学生にこそ観ていただきたい傑作です。

知らなければ人生損する神アニメ!ストレス社会だと騒がれています。 癒しを求めて現代人は個々にあった物を求めます。自分はアニメをその1つとして提唱させていただきたく、本...

高校生にとっては学歴はその1つになるでしょう。では、大学生にとっての1番って何でしょう?大学生には偏差値という指標はないはずです。そこで僕はかなり考えました。

次のように考えて、僕は東京大学大学院への進学を決めました。

  1. 僕は数学を勉強したい
  2. なぜ?
  3. 高校時代に数学しか勉強しなくて視野が狭い状態で考えているから
  4. よし、じゃあ滅茶苦茶本を読んで視野を広げよう!
  5. (時が経過して)改めて、なぜ数学を勉強したいのか?
  6. 数学は世界を作っていて、勉強すると世界の真実に近づけると思っているから
  7. 真実に近づけば大事な情報を他者に還元できる
  8. それは社会貢献を抽象化したものではないか?
  9. そうか、僕は自然界への応用としての数学を勉強したいのか
  10. 応用数学って何だろう?調べてみるか
  11. なるほど。純粋数学でないものか。
  12. どうやら偏微分方程式が自然現象との接点らしい
  13. ふむ。函数解析学は学部時代に研究していたものだ。よし繋がるぞ!
  14. 未解決で人々を悩ませている問題って何だ?
  15. 日本固有ならば地震の発生のルールなどだ
  16. よし、数学という武器を使って地震と戦って見たい!
  17. 地震を研究できる大学院って・・・
  18. なるほどね、東京大学か。よし、じゃあ第一志望を東京大学大学院にしよう。

という流れだったと思います。

そして当時の自分は良いタイミングで次の本と出会うことになります。その本のおかげで東大院受験に本気になったとも言えるでしょう。

タイトルが少々品に欠けますが、本書の主張はこうです。

本書の言いたいこと

東大学部入試と比べると東大院入試は入りやすい。東大は国から2位の京都大学の2倍くらいの研究費を享受している

研究費に関しては、入学後に学会への参加の際などに痛感しました。学生の発表のためだけに多くのお金がおりたり、研究の機材や一流の装置が各研究室に設置してあったり、

やはり東大は日本一の研究大学なんだなー。

と何度も思いました。

東大の校章は銀杏です。僕は最後の学生生活を過ごした本郷キャンパスに会いに年に1回は東大に足を運びます。これは昨年の様子です。キャンパスを歩いている最中も当時の受験の様子が脳裏に蘇ってきます。その度に僕は手足がピリピリする、

院試のあの時の我武者羅な気持ちが蘇るのです。当時の院試の様子は記事の終盤に記載してあります。

東京大学大学院に必要な学力

東大のどこの院を志望するにあたっては学力面では次の3つだと断言できます!

すなわち、非常にキツイ条件は次の通りです。

しっかりと研究計画書がかけることを前提に、

  1. 学部での専門科目
  2. TOEFL(IBT)で80点を取れる英語力
  3. 数検1級に合格できるだけの数学の基礎力

当時の僕は冷静に考えました。僕の行きたい研究科はこの前提を満たす必要があるのか?

結論から言えばありました。東大の院試は大体5月くらいに研究科ごとに院試の説明会があります。僕は東大の本郷キャンパス(厳密には浅野キャンパス)で行われた説明会に行ってきました。

そこでは、当時修士課程1年生の先輩達との初対面となったわけですが、院試や研究生活について色々と教えていただきました。

東大院を志望する方は、ここでどのような質問をするか考えておいた方が良いですよ!

僕は、次のような質問をしました。

  1. 東大出身ですか?
  2. 合格ラインってどれくらいですか?
  3. どれくらい出来ました?
  4. 研究計画書ってどう書きました?
  5. 面接ではどのようなことを聞かれましたか?
  6. 研究でどのような点で大変だと思いますか?

これについては、前々から聞きたかったことを聞けたので満足しています。順に説明して行きますね。

  1. 大体は東大出身と思った方がいいです(この人は京都大学からの合格者)
  2. 7割取れれば確実。6割だと倍率が高い時に危ない。
  3. 6割。多分最低点で受かりました。(この先輩大丈夫か?!笑)
  4. 研究室が行えそうなことを軸に、先行研究から応用できることを書くべき
  5. なぜ東大を受けたのか?先行研究を具体化した物は何?合格できると思う?
  6. 全部だよ。(これは修士1年になって痛いほど痛感しました)

大学院は入試でつまずいているようでは多分、満足のいく形で修了出来ないと思った方が良いです。僕は2年のストレートで修了して就職出来ましたが、10回は学会含めて公の場で発表しましたし、その度に

僕は何て無知だったのだろう・・・

などという挫折を味わってきました。しかし、それは高校時代に感じた憎しみや嫉妬などのマイナスの気持ちではなく、

僕は無知だ・・・→じゃあその知識を吸収し力にしてやる!

というプラスの気持ちへと考え方にシフト現象が起こって行った事実もあります。しかし、大学院では、僕のいた専攻で悲劇が起こりました。このことは僕に研究の辛さや厳しさを身を以て味わう経験となりました。研究者を志す方は肝に命じてください。

研究は受験勉強とは全く違う出口が見えない辛さがある

それは研究発表の1時間くらい前に起きました。キャンパスの外で人が倒れていました。救急車が来ていました。その方は研究棟の最上階から身を投げたのです。当日の発表は警察などが入ってきて中止。僕たちは上の空になりながら帰路に着きました。

あんなに努力して東大の院までたどり着いて、

一般的にはとても恵まれた環境で研究出来ているのに・・・

このようなことは今の時代、会社でも起こっている(初めに就職した会社でもこのようなことを味わってしまいました。人の不幸はもうたくさんです。)ことなのに、僕はブツブツこのようなことを心でループしていました。

1番になって不幸になる人がいる。東大生でも闇を抱える人がいる。

この経験は僕に自惚れの気落ちにストップをかけることの必要さを与えてくれました。彼が天国にいることを願うばかりです。

東京大学大学院を第1志望とする人へ〜勉強法〜

まず初めにすべきことは敵を知ることです。あなたは東大に在学していますか?

もしそうならば、期末テストなどをしっかり出来るようにしてください。また、進学を希望する研究室の教授が書いた本はチェックしておくべきです。院試はそのような箇所から出てきたりします。

一方で、あなたが東大以外の大学に在学している場合、一般的に東京大学大学院受験は恐らく最難関な物となるでしょう。

今年の東大院試の倍率はこのようになっているようです。

  • 2210人の内部生が受験し1615人が合格→倍率は約1.4倍
  • 5158人の外部生が受験し1674人が合格→倍率は約3倍
  • 7368人の大学4年生が受験し3289人が合格→倍率は約2.2倍

しかしこれは東大院試全体の倍率のため、個々の研究科では様子が異なります。つまり、

各1流大学の各学科で1番が集まる東大院試で3人に1人が合格出来る試験です。

実情は色々あるでしょうが、根本的に東大で学習する人は賢いと思う(現に僕は東大で自分より頭が悪いなと思う人には出会わなかったです。東大は僕にとって修行の場でした。)ので、上のような気合が大切です。

東大の各類に入ることとどちらが難しいか?は人それぞれの判断になると思います。しかし、センター試験をはじめとして様々な科目を広く勉強する必要がある学部入試に対して、試験科目を絞ってでも深く理解した者が合格出来る院試では、当時の僕は、

院の方が勝てる可能性がある!と思いました。

その理由は高校時代に大学数学は(多分)理解していたという自信があったことです。しかし、問題がありました。それは英語です。本当に英語はペラペラ(薄いという意味です)な実力だったため、1から出直す必要がありました。

東京大学大学院入試への英語の学習マップ

さて。大学1年生の頃の僕の英語力がどれくらいヤバかったと申しますと、

英検2級に落ちる程度です。

はっきり言って終わってます。しかし当時は自信のなさよりも卒業式の時の感情が強かったため、

今の僕が英語力を高めるには何が出来るか?

と考え抜きました。

一般的に英語力が高い状態とは次のような状態だと思います。

  1. 単語力がある
  2. 文法が解読可能
  3. 長文で筆者の意図が掴める
  4. 超スピードでも理解できるリスニングの耳を養成する
  5. ライティングで英語のフォーマットにのっとった文章が書ける
  6. 自分の言いたいことや社会的な話題を口頭で表現出来る

これは今の僕が思う英検1級に必要な条件だと思うのですが、当時の僕も同じような条件を絞り出しました。そして学習の手順について悩みました。そして東大院を突破するためには、次のような道筋を踏めば良いという結論になりました。

  • まず文法をある程度までは体系的に消化する
  • 以後はTOEFL専門の勉強に移る

東大の大学院入試ではほとんどがTOEFLの点数が要求されます。これはTOEICより段違いに難易度が高い試験です。しかし、よく調べて見ると・・・2種類の受け方があるようです。難しい方のTOEFLを受けるか簡単な方のTOEFLを受けるかです。

これにはかなり判断が迷いました。なぜなら東大院に集まる猛者ですから簡単な方を選んだら高い得点が要求されることは必至です。しかし、4技能が要求される難しい方が受けるには時間があるのか、3年で間に合うのか。

絶 対 に 間 に 合 わ な い 笑

僕は簡単な方のTOEFLにしようと決めました。決めたら迷わない。これが僕の軸です。

僕はこの旧版である『ALL IN ONE BASIC』を使用して中高6年間の簡単な文法を頭に叩き込みました。実際、僕の使用した旧版よりも今の新版の方が全然良いですよ。

当時の僕はあまり記憶力が良い方ではなかったので、ノートに例文とその文法構造を書きながら覚えていきました。この本は文法を(僕にとっては)数学をやっている感覚で勉強していけるので英語嫌い特有のアレルギーが出なかったのが幸いでした笑

そして、これを終えた僕はいよいよ英語学習の本丸へと移って行くことになります。

この本は神の本です。本書で見込める英語の力は次の通りです。

  • 英文法がほぼ完成
  • 英単語は6000語レベル(受験で言えば東大を超えて英検準1にもう少し)
  • リスニングはTOEFLと同等の速度に慣れることができる
  • 1例文が15〜20単のため長文の読解スピードが速まる

ほら神様の本ですよね笑

僕が英検1級に手が届きそうなのも本書という基礎があっての結果です。本書との出会いには感謝しています。今の高校生や中学生にも是非手にとって欲しい一冊です。

高校生の頃に先生から紹介して欲しかったです・・・。

さて、本書を終えていよいよTOEFLの対策に乗り込みます!待ってろ東大!

さて今一度、当時の僕が立てた対策を振り返って見ます。TOEFLで要求される技能は次です。僕は東大院試当日のTOEFL受験を選択しました。

  1. 文法は得点源にできる。ここでとるんだ!
  2. 難解な単語(暗記すれば解ける)をインプットする力(アウトプットは不要)
  3. 長文は単語の推測問題は全部取り、読解でどこまで失点を防げるか
  4. 最初のリスニングでどこまで良い流れを作れるか?

まず僕はどこを得点源にできるのかを考えました。

それは文法の正確さ英単語の記憶量です。

では、個々に対策法を伝授させていただきますね。

文法対策

まずは本書からです。本書は隠れた神です。

多分、本書だけで論理的には満点を取れるはずです。しかし、所詮はインプットが済んだだけです。アウトプットが出来なければ得点は取れません。アウトプットは次の本でどうぞ。

文法に関してはこれで十分満点が取れます。

僕も本番の文法では解けない問題がなかったので効果抜群です!

単語

はい。暗記勝負の英単語です笑

これは次の本一択です。本書は10年経った今でも売れている名著です。

お終い!笑

いつも、いかなる時も、●●●習の時も、隠れて覚えていましたが何か?笑

本当に合格したかったら、やるときゃやらなきゃならんのです

リスニング

リスニングは辛かったです。なぜなら成果が出ているのかが判断できなかったからですね。特にリスニングは東大では一番初めに課される試験のため、ここでミスが多いと試験全体に響いてしまうのが目に見えていたからです。だからこそ、

本番で後悔をしないため、参考書選びは慎重に行いました。

まずは発音記号を勉強しました。きちんと発音できる音はきちんと聞こえるからです。

次にパート別の対策を行いました。本書は僕にとってリスニングの教科書的な存在でした。

本書を何周もしました。リスニングの基本は周回にあると僕は今でも思っています。

長文

当時の僕は本当に長文に恐怖心を持っていたので、最低限の学習量で最大の効果がでる参考書を調べて購入しました笑

本書終了時には、理想の単語推測では満点、読解選択では正解率6〜7割まで到達していました。 さて、ここまでの分野別の学習を有機的に結びつけて学習は終了となります!

模試

これはですねぇ解きまくりましたよ笑 なにせ、絶対に東大院に合格したかったので、試験の当日まで模試を解いていました。

などなど他にもやった覚えがありますが、狂ったように演習していました

そして当日に僕はある失態をやらかすのですが・・・笑

しかし、僕はここで必死に英語を勉強したお陰で、その後のTOEICではTOEIC800点はスムーズに到達できました

TOEIC800は「隙間時間ちょこちょこ勉強法」で取得可能英検1級を目指して奮闘中ですが、今日は嗜好を変えて、TOEICの話をさせていただきたく思います。 英検とTOEICの受験目的の違い...

努力は裏切りません。必ず人生のどこか大切な場面で役に立つはずなんです。

東京大学大学院への専門科目(数学)の学習マップ

一番大事な科目がきましたね。

英語が防御力なら、数学は僕にとっての剣です

いかに周りの受験生が優秀でもそう簡単に僕の数学力には勝たせませんから!(謎の自信)

さて、数学の学習法を書きますね。

必ず教養数学から勉強する。具体的には次の順です。

  1. 微分積分&線型代数を必ず同時で勉強(可能であれば確率・統計も)
  2. 微分方程式(常の方)をマスターする
  3. 複素関数を勉強する
  4. フーリエ解析とラプラス変換を必ず同時に勉強する
  5. ラスボスは偏微分方程式(ベクトル解析は研究科によっては不要)

お気付きの方もいらっしゃると思います。

上の1と2は数検1級の範囲です。

つまり、数検1級に合格できないようでは、東大院試は難しいという判断が僕の意見です。理系の(一部では文系も!)どこの研究科でも数学はほぼ必須のため、このような意見になります。裏を返せば、数検1級の問題は院試と被っているので東大院の前の滑り止めの院試では同じ問題が出るかも知れません。

数検1級にまだ未挑戦の方は、次の記事を参考になさって合格を目指してください。(確率統計は次の記事のおすすめ参考書をご覧ください。)

数検1級の難易度や参考書や勉強法を漢検1級合格者が教えます数検1級って意味あるの?という意見も多い中で、今の時代、数学の魅力を再確認されて学び直そうとしている方もおられます。 (英検1級に受か...

合格されている方は、順に東大院試に耐えうる数学力の育成をして参りましょう!

微分積分

これはもう演習書でOKです。

本書で東大レベルの基礎力を養成します。

理論が不安な方は、次の本で効率よく学習しましょう。

次のレベルのはまた後で紹介します。

線型代数

数検1級合格時点で表面的な計算はできると思うので、内容の深化を行なっていきます。 ここではインプットの参考書として僕は本書をボロボロに使い込みました。

東大出版の本や佐武氏の本もありますが、難しすぎです笑

確かにあの本達は読んでいて面白かったですが、院試対策としてはオーバーワーク気味かなと。特に佐武氏の本は線型代数最難関だと思います。僕は挫折しましたorz

次にアウトプットについてです。これは小寺氏の名著が神ってます。

これで例え東大でも線型代数の頻出問題は解けると思います。しかし、難化した場合、恐らく全滅のため、その対策も必要です。それはまた後で書きます。

常微分方程式

東大院試では理論から導けるか?を問うてきます。他の院では計算だけなのに・・・。 泣き言を言っても仕方ないので、参考書を紹介しますね!

本書よりもわかりやすい本を僕は知りません笑 高校生の頃に読んだ微分方程式の本では表面的には計算などは出来たのですが、その奥に潜む論理までは乗っていなかったのです。 本書はそこを誤魔化さずに書いてあるのが高評価です。

さて、ここまでで僕たちは微分積分・線型代数・微分方程式を学びました。

ここで一気にこれらの融合問題のアウトプットを行います。東大の工学系などではここを突っ込んで来ることが多いからです。

本書の問題はそのまま東大院試に出てきます。これにはかなり助けられました。 大学受験で言う『一対一対応の演習』のようなものです笑

大学入試の数学を完璧にするには次のページをご覧ください。

大学受験数学の攻略法!教科書からでも最難関までOK皆さん、数学は得意ですか?数検や他の経験を通じて、理系文系問わず数学に苦手意識を持たれている方に、得意になっていただくべく、 中学生か...

さて、ここまでが東大院数学の前半というイメージです。まだ前半ですからね!

複素関数

数学のマジックとも言っても良い分野です。例えば複雑な積分を一瞬で解いてしまうような感動がこの分野をマスターすると得られます。数学好きにはたまらない分野ですよ。この分野は突然演習を行なっても意味不明だと思うので、まずはインプットを行います。

滅茶滅茶古い本ですが、本当にわかり易くて涙が出ました。理論と演習のバランスが最高です。 そしてアウトプットは、有名な?次の出版社の本です。

これで複素関数論はほぼ完璧です。この分野は(単品では)難問を作りづらいので東大でも対処OKです。

フーリエ解析

ここから偏微分方程式のお話ですね。まずはフーリエ級数です。これは数学的には歴史がある分野ですが、なにぶん理解が難しい笑 この分野は僕はインプットを多めに行いました。演習は最後にまとめて行いました。

これで大体は完璧です。結局はフーリエ解析は偏微分方程式を解くための手段の1つなので。今はこれ以上は踏み込みません。

ラプラス変換

これも偏微分方程式を解く1つの手段なのですが、フーリエ解析と比べて、ラプラス変換はこれ1つで大問が1つ作れるくらいの大切さです。 まず、この分野の応用は偏微分方程式を解くためのものですが、実際は、次のような数学的マジックを繰り広げているのです。

  1. 微分方程式を解け!という問題があります。
  2. まずはラプラス変換をして代数方程式に変換する
  3. 次にその代数方程式を解く
  4. その解をラプラス逆変換して解の関数を導く

ラプラス変換は言うならば、ある問題を解決するためにこの世に存在する問題を異世界に飛ばして、その異世界で問題を解決し、この世に変換して答えはこれですよ、とシレッと答えるわけです。ラノベで言う異世界物語は数学でいう所のラプラス変換な訳です。

僕が数学をやっていて椅子から転げ落ちたくらいビックリしたのは3つあります。皆さんは危ないので椅子から落ちないでください。お尻痛めます。

  1. ラプラス変換(異世界への扉)
  2. 複素関数の留数定理(定積分を一瞬で行う神業感)
  3. 行列の本当の意味(次元の行きき)

自分で記事を書いていて思うのですが、実際の数学者って僕の無限倍くらい頭いいので、その頭の中がどうなっているのか知りたいですよ笑

僕でもこのような衝撃があったわけですから、彼らの驚きようはガリレオ級なのでしょう

 

さて、ラプラス変換は本書1冊で理論理解は終了です。ようするにラプラス変換とラプラス逆変換の練習ができれば勝負ありなので。

演習はまた後で提示します。

偏微分方程式

来ました。ラスボスです。

悪いことは言わないので、これ以上の深入りは禁物です。確実に自信喪失しますから!

これ以上の偏微分方程式の深入りは天才だけが許されます!

番外編:ベクトル解析

どうしても必要な方は本書がオススメです。ここは計算だけなので多分高校生でも理解できると思います。

高校の物理学との類似性を感じると思います。高校物理がわかりにくいのはその背後に大学数学が潜んでいるからなんです。だから高校物理は理論うんぬんよりかは具体的な問題を数多くこなす勉強法が取られているわけです。 さて、準備は整いました。東大院試のための数学のインプットはこれで万全です。 では、最後の総仕上げです。

東大院試の過去問との戦い

ここを乗り切れるかが恐らく合否を分ける所でしょう。僕はここに全精神力を注ぎました。東大院の先輩の話からも、東大院の過去問をどれくらい解けたかで本番の出来が決まるという意見が大半だったからです。

もちろん、突然あの超難問をスラスラこなせる人もいるでしょう。でもそういった方は天才なわけです。そのような天才ではない当時の僕たちは努力をするしかないのです。

才能のない奴は努力するしかない!英検1級に落ち続けて、次回が6回目のチャレンジになります。今日は、どうやって合格最低点を超えて行くか?に的を絞って作戦を立てて行きたいと...

では、どういった本を主軸に過去問に耐えうる強靭な数学力を養っていくべきかを伝授いたします。ここでは後半部分のラプラス変換などの演習も含まれます。

まずは黄色本という名前で東大院受験生を蹴落としてきた本を紹介します。

第1巻は微分積分と線型代数を中心に

第2巻はフーリエ解析やラプラス変換などを中心に

ほとんどが東大院試の過去問から構成されるスーパー難易度の本です。

本書を全部やれば多分合格でしょうが、絶対に挫折するので、本書の前に仕上げておくべき本を紹介します。

本書1冊で東大などの有名大学以外の大学院は合格ラインに達するでしょう。 本書は大学院試の『やさしい理系数学』のような存在だと僕は思っています。

次に、『ハイレベル理系数学』のような存在の本を紹介します。それは次です。

本書は主に東大の院試問題に慣れるために作られた本だと僕は思います。本書終了時点でも東大院の問題は恐らく2つに1つ程度の理解度だと思います。 そのために、上に挙げた黄色本があるのです! しかし、微分積分と線型代数がメインに出題される研究科(例えば東大数理など)は全然足りないので、次の2冊をオススメします。

東大院試の問題しか掲載されておらず、しかも殆どが難問です。黄色本に匹敵する難易度です。 ちなみに全体的に難問を集めたオーバーワーク気味な本を最後に紹介します。

僕は挫折しました。が、それでも東大院には合格できますのでご安心を!笑

東大以外の院試数学の問題をみたい方は次の本で見れます。いかに東大が場合分けが好きかわかると思います。

本書は特に必須ではありません。僕は全部ときましたが、

東大ってやっぱりむずいわ・・・と思っただけでした。

直前期は自分の行きたい研究科の過去問を!

これは本当に大切です。

大体は行きたい専攻のホームページからダウンロードできますが、

もっと前の年度ないのかよ!という方もいらっしゃるかと思います。

そのような方は、東大の本郷キャンパスに過去問販売コーナーがひっそりとあるので、探して見てください。中央食堂から近いところにあります。農学部に行くための橋の側です!

東京大学大学院との決戦!

まず僕は2008年の暮れにバイトが終わってから電車に揺られて東大の新しいキャンパスに行ってきました。

僕はこの時にこの近未来的な柏キャンパスに惚れました。

でも、本郷キャンパスでも勉強したいな。

その2つを叶える研究科と専攻と研究室があったのです!

僕はそこを第一志望とし、勉強を開始しました。

しかし、大学3年生の時に体の左半分が麻痺をしてしまい、

病院に行ったら入院をして下さいと言われました。

理由を聞くと、要約すると勉強のし過ぎで神経に異常が生じたとのこと。

綿密に勉強しましたね・・・。

確かに気づけば何十時間も集中していて時間の歪みを忘れるほどでしたからね・・・。

でも僕は少しでも勉強したかったので入院を拒否、お金がかかっても薬で治療をする方法を選択しました。今は筋トレをしているから神経が強ばるとかはないですが、当時はねぇ・・・

ただ必死でしたね、人生を変えたくて。弱い自分に勝ちたくて。

そして今も忘れない2009年8月26日に東大柏キャンパスにて筆記試験が行われました。

しかし柏駅についてもバスが来ないのです。

もう一度書きますね。バスが来なかったのです。これでは会場にいけません。しかも1時間目は英語のリスニングでしたから1秒でも遅れたら不合格です。

しかし、それも想定内のうちだったので、予定通りタクシーを捕まえました。

僕「ちょっと東大までお願いしますね。」

しかし、またまた想定外のこと発生!

ま さ か の 金 欠

ここで僕は計算しました。

  • なるべく東大に近い場所で
  • なるべくお金をかけずにすむ場所

って何処だ???

10秒くらいで位置を割り出して、

僕「ここで下ろしていただけますか?」

運転手「ちょっと一体何があるってんだい?」

僕「今日は東大と戦う日なんです」

運転手「そうか。君は東大に挑むのか」

僕「行ってきます!」

とタクシーを降りて、東大に向けて疾走を始めましたよ。懐かしいですねー。

今思うとこれも青春です。全然女っ気ないけど。

この時点であと15分で集合時間という事態で理論的にはあと13分で到着するというギリギリの戦いですよ。

実際、集合数分前に汗びっしょりで入ってくる僕を周りは可哀想な人を見る目で見ていたと思います笑

しかし、ちょうど気分は高揚し、緊張なんてなく、

早く問題こいやー!!!

という今でいう筋トレで30kgのダンベルを前にする若者のようでした。

試験開始の合図まで僕は精神を統一します。

基盤棟最上階にて

人生を変えるんだ!この日に僕は自分に打ち勝つんだ!

試験監督「では、試験を開始して下さい。」

1時間目:英語

ここで失点を防ぐんだ!

リスニングでは今の英検1級と格闘している時よりも音がクリアに聞こえてきました。

今でもあの時は神様が力をくれたように感じます。

多分もう一度あの時の力が蘇れば多分英検1級に合格できます。

文法の時間がきました。全部解けました。

ラスボスの長文読解では、8割は自信を持って回答しました。

この時点で周りの内部生(と思われる)が今回難しいな・・・と行っていたので、

よし、今の所、作戦は成功しているぞ!と自分に言い聞かせました。

2時間目:専門科目

僕の受験した専攻では数学・物理・化学が試験科目でしたが、実際は、

その20題くらいの大問から3題を選択して回答せよ、という形式のため

3問とも数学を選択しました

まずびっくりしたのが、試験監督がめっちゃ分厚い東大のマークが書かれた黄色いルーズリーフの冊子を配ってきて、

試験監督「では、試験を開始します。この白紙の冊子に自由に回答して下さい。」

と言っていたことです笑

しかも時間は3時間くらいだった気がします。

はっきり言って時間は全然足りない試験だと以前から分かっていて、速く正確に解くために死ぬ気で勉強して準備していたので、どのような問題が来ても時間さえあれば正解率100%を出せるという自信がありました。

第1問:微分方程式

???

なんだこれ!

正直手も足も出なかったので、10秒くらい戦慄しました。これは捨てよう。

第2問:線型代数

これは数検1級で解いたことのある類題+川久保の線型代数の定理の証明そのまま+黄色本の問題の数値が変わったもの

だったので30分もかからずに完答をしました。

ここでまずは1完!やったね!

第3問:ラプラス変換

偏微分方程式の第3問は今年はラプラス変換でした。

これはとても小問の数が多かったです。おそらく歴代最多かも?

しかも、最後の最後のラプラス逆変換の時の場合分けの数が多すぎて、最後の1つの場合分けにかける時間が30分はかかることに気づきました。

ここで僕は選択を迫られました。

ここを突破するか、得点率にして95%くらいにして逃げるか

僕は逃げることを選択しました。1完逃す!

第4問:確率

それで、最後はまさかの確率でした笑

しかし、場合分けが面倒くさいの何の笑

こういう所が東大らしいのですが、受ける側は焦りしかありません。なにせ時間が短すぎるのでね。

ここも最後の最後の場合分けの1つを取るか捨てるかを選択に迫られましたが、

僕はここの最後を捨てて全体の見直しに残りの15分を使いました。

恐らくこの第4問の得点率は95%だと思います。

試験全体では、290/300つまり、得点率97%だったと予想していました。

なぜなら試験の出来を面接で聞かれると知っていたからです。これも先輩情報です。

面接(東大院試2日目)

1日目のように緊張はしなかったですね。

バス停で外国人が困っていたので、目的地まで誘導してあげました。

彼も東大院試を受験したようでした。

集合時間になり、一人のイケメン先生が部屋に入ってきました。

実はその部屋で卒業式も行われました。

イケメン先生「では、これから受験番号140041番の方は私についてきて下さい。」

僕の出番が来た。これが最後の戦いだ!

さて、面接では次のようなことを聞かれました。

東大院試の面接で聞かれたこと

  1. なぜ東大を志望したのかね
  2. なぜうちの研究科を志望したのかね
  3. なぜこの専攻を志望したのかね
  4. 君はどこの研究室を志望したのかね。5つ言ってみてよ
  5. なぜ俺の研究室が第一志望出ないのかね?
  6. 試験は何点くらい取れていると思うのかね?
  7. どのような研究がしたいのかね
  8. 最後に何か言い残すことはあるかね?

では、覚えている範囲で順に答えます笑

  1. やりたいことが東大にしかなかった。東大は日本で一番だから。(我ながら正直)そのような環境で一生懸命、研究したい。
  2. 色々な研究が扱われていてそのユニークさに惹かれた。周りの方も文理を超えて優秀な方が多いので会話しても楽しそう。
  3. 僕は得意な数学力を活かして地震というカオスを研究したい
  4. (5つ?!)無事に切り抜けました笑
  5. (予定外の質問その1w)丁 重 に お 断 り し ま し た
  6. 英語は得点率9割に届かない程度で数学は得点率10割に届かない程度ですね。(皆さん笑顔で、「そうですねー。」とのこと。)
  7. この記事のどっかに書いてある志望動機を言いました!
  8. (予定外の質問その2w)東大院を受験できる環境に感謝します。本日は先生方のお忙しい中、面接をしてくださって、ありがとうございます。

面接官「それでは、面接は終了になります。」

終わった。全力を出した。受かっていないわけが無い。

合格発表の日

2009年9月11日の午前10:00:柏キャンパスにて

僕が掲示板に到着した時に、係りの方が合格者番号を掲示している最中でした。

受かった!

僕は受かったぞ!

高校時代の弱い自分に打ち勝ったぞ!

その後に、本郷にある地震研究所に向かいます。

僕が2年間お世話になる研究室があるキャンパスですから。

当時は安田講堂の前が工事中でした。それにしても暑い9月でした。

2年間通うことになる図書館です。

そして・・・。

ここで悪戦苦闘することになります笑

教授からは何度も叱られました。でも、その度に、

何かを学ぼう。これが真の勉強だ。

と肝に銘じて来ました。そして卒業式では、東大総長が、このように仰っていました。

「人は学ぶ喜びを持って生まれてきた」

皆さんはどうでしょうか。喜びを忘れていませんか?

学歴は過去のものです。過去にとらわれる人間は愚か者だと僕は思います。

大事なのは、過去ではなく今、この瞬間の学力です!

だから僕は、東大院試の時よりも、その何倍もの学習密度で漢検1級を突破し、今まさに英検1級にも手が届こうとしています。

英検1級と数検1級と漢検1級の強さを比較してランキングしてみた英検1級・数検1級・漢検1級 それらを制した者を僕は知らない。 そこでどれが一番難しいのか?を考えてみることにしました。 結論は記...

その原動力は、やはり高校の卒業式に味わった、あの悔しさです。

でも、そのお陰で僕は過去に東大院試を突破でき、今の僕があるのです。その意味では、過去の出来事は必然だったと思えます。

だから、僕はこれからも、人生をより良い方向に変えていく努力をして参ります。

いい加減、次の英検1級は7回目なので、合格ラインを超えたいですしね笑

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ドラゴンボールのフリーザについてドラゴンボールの話題から記事を書きたいと思います。自分は数年前からドラゴンボールを見続けています。その理由は2つあります。 1つは、ど...

を引き出すにはどうすればいいのか?を考えながら精進して行こうと思います。

この記事をお読みになった皆さんが少しでも東大院の素晴らしさ、そして本当の難易度をご理解し、志望をしていただければ、日本のいや、地球の未来のために、これほど嬉しいことはありません。

お読みいただき、ありがとうございます。

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