英検1級

英検1級の6回目のチャレンジの結果

2019年2月12日

英検1級の6回目のチャレンジを先月の暮れにしてきました。

今回の英検1級からは色々と学べたことがあるので、これから英検1級を挑もうとする方々に参考になればと思い、まとめて行きたいと思います。

6回目のチャレンジ作戦

僕は英検1級にあと少しのところで落ち続けています。

以前に失敗した時に、落ちない勉強をしよう!と心に決めて本番に挑みました。

当日のメモを見ながら振り返ります。

  • 単語では満点をとる
  • リスニングのパート1では満点をとる
  • 英作文で満点をとる
  • あとは確率論で逃げ切る

実は、この作戦には重大な欠点があることに試験終了時に、気づきました。

2次に進んだ場合、何も話せないぞ。と言うことです。

以前に調べた合格最低点をとることを目標に必要最低限の勉強で1級を乗り切ろうとしていました

英検1級に合格するために必要な正解数の最低ライン

続きを見る

しかし、これは英検1級の1次に突破することだけしか考えていない作戦だと気づいてしまったのです。

メモの内容を頭から振り返っていきます。

語彙では満点をとる

僕は漢検1級に合格した経験から自分の記憶力を頼っていました。

現にそれは大体は正しく、本番の語彙問題でも解らない単語はありませんでした。

しかし、スラスラ解る自分に勢いが乗ったと思い、見直しをせずにどんどん先に進めてしまいました。

結果、語彙問題はまさかの19点と言う6失点をしてしまいました。

試験時は満点で逃げ切れたと思っていただけに自己採点時はガッカリしてしまったことを忘れません。

リスニングのパート1では満点をとる

ここは過去問をやり込んで正解率も10割近くに達していたため、

よし、本番でも10点取れる!と思っていました。

この勢いを過信しすぎて、結果8問の正解で2問を落としてしまいました。

英検1級ではリーディングの1問よりもリスニングの1問の方が失点は大きくなってしまいます。

ここでの2失点は今回の結果に響いてしまいました。

英作文で満点をとる

ネットで見つけた資料が40数個しかないためこれのみを学習したことが痛手となりました。

事実、この内容を参考に本番も英作文に挑みましたが、

まさかの20点!

先ほど合否結果の英作文の点数を見た時に目を疑いました。

二度見どころか5度見しましたね笑

予定では28点とって2050点で合格!と行きたかった所ですが予想よりも大きく総得点は下回ってしまいました。

ちなみに英作文のテーマは『大量破壊兵器は根絶できるか?』と言う内容で、

ネットの資料で同じ内容はなかったのですが、

似たトピックの箇所から論拠などを拾って論理的に書けたと思っていただけに、

点数にショックと言うよりは不思議な感じがしました。

その不思議な感じとは、

英作文は2次試験も視野に入れた対策をとっていないと満点近くの点を取れないのではないか?と言う仮説です。

次回の英検1級でその仮説を示せたらと思い次の対策を練っている最中です。

確率論で逃げ切る

これは時間切れを想定した作戦です。

僕は長文読解を最後に残すので、どうしても最後まで読み切れずに試験が終わってしまいます。

そこで終わってしまうであろう部分の解答を過去数年分調べて最も正解率が高い選択肢をチェックしておく作戦に出ました。

現在、色々とデータをいじっている最中ですが、なかなか面白いんですよ。

正解の選択肢のルールみたいなものが見えて来そうなのです。

しかし、これが通用するのは所詮1次の時間切れ対策で得点を出すための確率論的な作戦で2次試験には全く通用しない作戦です。

つまり、今回の試験で落ちないための勉強法が失敗した理由は次の2つだと考えられます。

  • 記憶力を過信しすぎ
  • 2次試験のことを全く考えていなかった

書いていて情けない気持ちもありますが、本記事をお読みのあなたが同じような失敗をしないために役立てたら嬉しいです。

2次を考える対策とは?

英検1級に合格した方々のブログを参考に次のような対策をとることが良いとわかりました。

シンプルにまとめますと、次のようになります。

  • 沈黙をなくす訓練をする
  • 話す内容を増やす訓練をする

では順に考えて行きましょう。

沈黙は不合格の原因

2次試験に惜しくも失敗してしまった方の記事を見ますと、ある共通事項があるようです。

それは、沈黙の時間が多かったことのようなのです。

沈黙を防ぐ方法は、瞬間英作文の回路が脳に構築されているか?と言う点に尽きます。

これは記憶力と言うより反射力だと思います。

そこで、次の本を購入して来ました。毎日聞いて反射のトレーニングをしています。

では、難易度が低い順に紹介していきます。

毎日の英文法

最も薄い本で、中学英語でペラペラを目指す教材です。

瞬間英作文系の本では、自然な英文で、短期間に勝手に口が開いて英語が飛び出してくる感覚を体感できます。

僕も凄いなーと思いながら、毎日勉強させていただております。

会話できる英文法大特訓

これは高校3年間の内容で日常生活を網羅しよう!と言う画期的な本です。

実力者の方は、『毎日の英文法』を飛ばして本書から初めてもOKです。

本書は文法項目に沿った80テーマで構成されており手に取りやすい大きさで学習意欲を掻き立てられる教材です。

完全マスター英文法

ロイヤル英文法のような分厚さを誇る文法書です。

本書は、ノンネイティブとしてのスピーキング能力の完成を目指した文法書です。

発音記号や、発生の際のアクセントなども解説されており、英語の全てが1冊に入っております。例文数は7000を超え、インプット系の参考書のラスボスのイメージの参考書です。

話す内容を増やす訓練

こちらは、以前より所有している、下記の本のみを使って対処します。

本書は英作文の本ですが、212のブロックコンテンツは2次試験のスピーチやQ&Aセッションでの瞬発力養成に貢献すると言う意見が多く、僕はその意見に同意できるため、次回はこれ一本で立ち向かおうと思います。

7回目の英検1級へ向けて

本日、今回受けた英検1級の発表がありました。

結果はG1−4となり自己ベストから大幅のダウンとなってしまいました。

原因は上述しておりますが、一生懸命努力をしたつもりでしたが、悔しい気持ちで一杯です。

次回に向けての作戦は今の所、次のようにしております。

  • 単語で満点
  • リスニングパート1で満点
  • 英作文で満点
  • そして前回と同じミスや悔しさを経験しない
  • その他

単語で満点

今回の試験で判明した事実がありました。

それは、第一問の語彙問題は過去問からの流用が多いと言うことです。

そこで過去数年分までさかのぼり、単語と句動詞を各回25問ずつチェックし直します。

また下記の本達を用いれば実質1987年度から2018年度までの第一問の問題をカバーできるようですので、ご参考になさってください。

本書により、2015年度〜2006年度の過去問はカバーされています。

つまり、英検のホームページから2016年度の過去問さえ入手できれば、OKと言うわけです。

次に、少し古いですが、下記の本で2005年度〜1987年度の問題までカバー可能です。

本書により特殊な句動詞に触れることができます。オススメです!

リスニングパート1で満点

今回の勉強で成果は出ているため、他のリスニングの底上げをすべく次の本を信じて回します。

最近判明しましたが、パート3のリアルライフでだいたい全パターンが網羅されているようです。

気づくのが遅かったのが悔やまれますが、次回までには間に合うように実力完成を急ぎます。

英作文で満点

これは先ほど紹介した本書を信じて突き進みます!

前回と同じ失敗などをしない

確かに僕は今回の英検1級も落ちました。これで連続6回の不合格になります。

しかし、そこでめげて受験を断念したりはしません。

だから、僕はやられてはいません。

負けてはいます。6回も負けてはいますが、やられてはいません。

1級3冠と言う目標を掲げているため、心が折られる状況は覚悟しておりますが、まだまだ倒れたりはしません。

挑戦をし続ける限り、僕はやられたりはしません。だから勝ちの瞬間は確信しています。

その瞬間がいつになるかはわかりませんが、最高の形で達成できるように、これからも英語学習に精進して参ります。

次回の7回目の作戦の『その他』の部分は考えが浮かんできたらその直感を大事にしてノートにまとめておきます。

不合格でも勉強は楽しい。学習ができることに感謝いたします。

英語力をあげてくれた!

英語の基礎力はこれだけ

東京大学の大学院入試合格はこの本のおかげ

英単語→6000語レベル

英文法→英検1級レベル

口語表現→1000レベル

リスニング→超スピード

挫折率が高く本気なあなたへ

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志田龍太郎

東大修士取得後30代で3000万円を築き早期リタイアした元数学教諭(麻布高など指導経験あり)の投資家。サイト+SNS運営などに取り組む傍ら英検1級勉強中。数検1級を高3で漢検1級を教諭時代に取得。英検1級は2017年第1回検定から挑戦中です。執筆などお仕事依頼などはお問い合わせからお願いします!

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